自由とセンスの問題

家づくりは、確かに大変な作業だ。住む場所を自分たちで作り上げるということは、喜びや達成感があるが、同時に多くのストレスや不安をもたらす。

予算の管理や設計の決定、(あるいは家族間での意見の調整など、)やらなければならないことが多く、時間や労力を要することが多い。疲れやストレスを感じることもある。しかし、そのような苦労があるからこそ、完成したときの達成感は格別。家づくりは、家族が協力して取り組むことで、そのプロセスが資産になるような取り組みでもある。

一方、多くの人にとってそれは後悔のポイントにもなっているようだ。

<調査結果>家を建てたあとの後悔・失敗ポイントは?1位『間取り』!

間取りは本当に難しい。自由建築はメリット・デメリットがある。

【メリット】

・自分のライフスタイルに合った間取りを実現できる。

・家族構成やライフスタイルに合わせて、収納スペースやサニタリースペースなどの設備をカスタマイズできる。

・将来のライフプランに合わせた設計ができるため、住み続けることができる理想の住まいが作れる。

【デメリット】

・自由度が高いため、何から始めていいかわからなくなることがある。

・自由すぎるため、あまりに個性的な設計になって、再販価値が下がってしまうことがある。

・設計の段階でコストがかかるため、予算オーバーになる場合がある。

間取りが自由な場合は、自分たちが望む理想の住まいを実現できる可能性が高いため、住み続けることができる家を作れるメリットがある。一方で、自由すぎるためにコストがかかりすぎたり、個性的すぎる設計になって再販価値が下がってしまうデメリットがあるため、建築会社のアドバイスを積極的に受け入れることが大切。また、予算内で理想の間取りを実現するためにも、事前に自分たちの優先順位や希望を整理しておくこと - つまりは家屋のコミュニケーションが大切、ということだろう。