プリンスと不動産

インフルエンサーの時代である。

YouTuberをはじめとして、各エリア・ジャンルを横断してインフルエンサーが群雄割拠している。大学生の妹からは、テレビで出ている有名人の名前を聞くことがなくなった。テレビ・スターよりも、ソーシャル・ネットワーク・スターの時代だともいえるだろう。

インフルエンサーとは、任意のジャンルで一般のユーザーから支持を集め(支持しているユーザーを「フォロワー」と呼ぶ)、支持する人の購買・消費行動に影響を与える("influence")存在のことである。彼らの存在は既存のメディアにとらわれない視点で商品の良さを提起するだけでなく、YouTubeやTikTokなど、手軽にアクセスできる媒体での拡散能力が高いことが特徴といえるだろう。

不動産業界にもインフルエンサーが現れた、と思った。

地元の魅力を発信する不動産屋さん「プリンスジュン」

「プリンスジュン」の Twitter

「プリンスジュン」は神奈川県の太平洋不動産株式会社で店長を務める 宮戸淳さんの活動である。不動産会社で地域の手伝いをする傍ら、さまざまなイベントを通じて地域おこしにも参画している。

「年齢なんて幻想だ!今を生きろ!」というワーディングは非常に今っぽいし、キャッチーな衣装も相まってとても素敵である。神奈川といえど都市部のエリアではない。活動がここまで認知されるには、さまざまな努力があったのではないか、と推し量られる。

とても素敵な活動だと思う。インフルエンサーとしての影響力で地域の魅力を再発見している。上のリンクでは記者が「移住を考えるほど」に街の魅力を感じたという。

「半径5mを変える」という認識から、「街」や「地域」を変えられるという認識へ - インフルエンサーの勃興は、ある意味で示唆的である。いやはや、プリンスの格好をする勇気はないのだが。