予測できないから金利
円安傾向が続いている。アメリカでインフレが続きFRBが金融引き締めを図って金利を引き上げたものの、日銀は金融緩和の継続を維持、その余波で円売りドル買いが続いている仕組みは把握している。1ドル=150円となるのは32年ぶりであると報じられている通りだ。コロナウイルスのパンデミックに始まり、ロシア-ウクライナでの戦争など「ちょっと前まで想像もできなかった」世界が広がっている。
商品の値上げニュースは事欠かないが、今月に入ってさりげなく、じわりと上がったものがある。住宅ローン金利だ。
大手3行が引き上げ 11月の住宅ローン金利 - 時事通信
住宅ローンの金利は歴史的にも低い水準にあるままだが、この数%が大きい。年単位での支払いならば購入金額あたりの "%" になるわけだが、住宅ローンは通常、何十年もかけて組むことがほとんどだ。(1年あたりの金額も決して小さくはないのだが、)積もり積もってすぐに数百万円単位での支払い金額のブレが出てしまう。
住宅ローンでの利息支払いが増えるということは、月々の支払いが増えるということ。不動産市場においては、買い手にとっても、売り手にとっても影響がある話である。売り手にとって「市場での戦略」を変える要因となる。同じ「売り出し金額」だとしても、ローンでの支払いを考えたときに、買い手にとっての金額感が大きく変わってしまうのだ。
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